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北海道観光地の今の状況と対応について

  1. こんにちは、管理人です!

この記事を見にきたあなたに北海道観光の状況と対応をお伝えします。😊

緊急速報

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、道内各地の観光地が閉鎖されています。

それにともない、観光地に通じる一部の道道などが通行止めになっています。

道内で人気の観光地「函館山」では、今月18日から来月6日までロープウエイが休業し、観光バスも運休しています。

これにともない、28日午後5時から来月7日の午前11時まで函館山につながる道道立待岬函館停車場線が通行止めになります。

函館山には去年5月の大型連休に4500台のバスや自家用車などが訪れていました。

他にも、登別温泉と倶多楽湖を結ぶ道道が「地獄谷ゲート」から「中登別ゲート」の区間で、27日から来月7日まで通行止めになっています。

そのほかの道道や国道で、新型コロナウイルスに関係する通行止めはありません。

感染爆発が最初に起こった北海道の現況

国内外からの観光客が多く、コロナの感染が最初に発生した武漢からも武漢閉鎖前に訪れていた人がいるといわれている北海道では、国内では最初に感染拡大が起きた地域です。

現状を重く見て危機感を感じた北海道知事がすぐさま動き、外出自粛要請を出し、感染拡大防止に努めています。

もっとも、北海道の観光客の多くを占めていた中国人旅行者がコロナによる渡航禁止の影響で一切訪れなくなったのをはじめ、北海道でのコロナ感染拡大の影響を受け、国内からも観光客が訪れなくなりました。

北海道の主要産業でもある観光業や観光客による売り上げが多くを占めるホテルや旅館、飲食店や土産物店は大きな打撃を受けています。

人気のお土産にも影響が

最初の衝撃は北海道土産といえば誰もが思いつく、「白い恋人」の製造中止かもしれません。
売上減少とコロナ対策のため、工場での製造中止と人気の観光スポットになっていた白い恋人パークの臨時休業を決めました。

これには北海道外に暮らす国内外の白い恋人ファンをはじめ、道内の人からも驚きの声があがったほどです。

4月9日には製造再開と白い恋人パークの再開を決めたものの、今後の感染拡大により、また休止に追いこまれる可能性もあります。

人気スポットにも影響が

世界から人気がある旭山動物園は臨時休館中、札幌市時計台は新型コロナウィルス感染症対策を図ったうえでの見学が可能となっています。

手指の消毒見学者との間で距離を取ること、室内換気の徹底や熱や咳の症状がある方の入館禁止が求められているのが現状です。

札幌の観光客の状態を見ると、コロナ感染が武漢で発覚する前の2019年12月に比べ約30%も減っています。

特に札幌一の繁華街である、すすきのエリアでは平日夜と週末夜の減少が目立ち、宴会の自粛や外出自粛要請が響いています。

中心部以外でも影響が拡大

道東の温泉街では経営破綻するホテルも出ているほか、小樽市では観光バスの駐車場利用が99.5%減と衝撃の状況が見られました。

札幌で感染拡大が確認されて以降、3月の観光バスの駐車台数はわずか6台にとどまったのです。
前年の3月は1,343台でしたので99.5%減となり、小樽市では観光客が消えたとの悲鳴があがっています。

旅館やホテル、観光スポットをはじめ、飲食店や土産物店に至るまで、このままではやっていけないと大きな悩みを抱えているのが現状です。

北海道の物産を届ける取り組み

北海道の食品メーカーや飲食店などでは、全国各地の百貨店などで開催される北海道物産展も大きな収益源となっていました。

ですが、物産展は多くの人が集まる3密として開催ができなくなったため、売上減少の打撃は大きなものがあります。

そこで、メーカーや販売店などが独自に、北海道物産をお得な価格でネット販売する動きが加速しています。

SNSでの呼びかけやテレビのニュースなどで取り上げてもらうことで需要を喚起し、北海道を助けようという支援の輪が少しずつ広がってきました。

北海道庁でも「がんばれ!道産食品!」として、道内食品関連企業の販路の確保を目的に、道産食品の積極的な紹介を行う取り組みをスタートさせたほか、札幌市では新型コロナ経済対策掲示板「緊急在庫処分SOS!」を立ち上げています。

過剰在庫を抱えた道内企業の情報がまとめられ、掲示板から各企業の販売サイトにリンクすることやメールや電話で問い合わせができるようになっているのです。

また、SNSなどで多くの人に情報拡散をしてくれるよう呼びかけも行われてます。
もっとも、観光スポットやホテル、旅館など人が来てくれないと状態が改善されない場所も多いです。

そこで、北海道庁では新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小・小規模企業向け地域施策説明会・相談会を開催して支援をスタートさせました。