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今回は燃費を節約する方法を紹介したいと思います。

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目次

1 燃費に関する基礎知識

※1.1 車の燃費の確認するには?

※1.2 カタログ燃費と実燃費が異なる理由

※1.3 ガソリンが消費するのはいつか

2 燃費を上げる為のテクニック

※2.1 丁寧な運転を心掛ける

※2.2 アイドリング時間を減らす

※2.3 渋滞の道を避ける

※2.4 十分な車間距離を取る

※2.5 エンジンブレーキを多用する

※2.6 短距離走行を控える

※2.7 車内の荷物を減らす

※2.8 タイヤの空気圧を上げる

3 燃費向上グッズは効果があるのか?

4 安いガソリンスタンドを見つけよう

燃費に関する基礎知識

※1.1 車の燃費を確認するには?

最近の車には、燃費計が付いているものが増えてきました。

平均燃費や瞬間燃費が表示されるので、一目で分かるようになっています。

これはどのように計測しているのかというと、インジェクターから噴射した燃料と走行距離から計算して、リアルタイムで燃費が表示されるようになっているわけです。

誤差は5%程度しかないようなので、かなり信頼性は高いと言えます。

車に燃費計が付いてない場合には、どうやって計測すればいいのでしょうか?

一般的に「満タン法」と呼ばれる方法を利用します。

計測する手順は、以下の通りです。

  1. ガソリンを満タンに給油する
  2. トリップメーターをリセットする
  3. そのまま普通に走行する
  4. 次の給油時に、給油量と走行距離をチェック
  5. 走行距離を給油量で割ると燃費が出てくる

前回の給油時からの走行距離が300kmで、給油量が30Lだったと仮定します。

「300km÷30L」という計算式となり、10km/Lという燃費が導き出されるわけです。

すごく簡単な計算ですよね。正確に燃費が計算できないと、燃費を向上させることはできません。

毎回の給油時に燃費を計算して、ノートなどにメモしておくと良いでしょう。

※1.2 カタログ燃費と実燃費が異なる理由

車を購入するときに、燃費の良い車を優先的に選ぶ人は多いと思います。

実際に乗ってみると、カタログの燃費より大幅に悪いのでガッカリすることが少なくありません。

なぜ、カタログ燃費と実燃費が異なるのでしょうか?

それは、特殊な計測方法を行っているからです。

現在の燃費測定は、国土交通省が定めた「JC08モード」という方法が採用されています。

いくつかの自動車の走行パターンから、燃費を測定する方法ですね。

実際に道路を走行するのではなくて、シャーシダイナモを使用していろいろなパターンで計測しているわけです。

実際とは道路状況が異なることにより、燃費が良くなりすぎてしまいます。

実燃費としては、カタログ数値よりも70%ほど低くなると思ってください。

たとえば、カタログで15km/Lと表示されていれば、実際には10~11km程度になるということです。

(走り方によっては、それ以下になるかも)

※1.3 ガソリンが消費するのはいつか

車を運転することにより、ガソリンは消費されていきます。

しかし、常に大量のガソリンが使われるわけではありません。

一定の速度で走っていたり、信号待ちをしているときなどは、ほとんどガソリンは消費されていないわけですね。

では、どんな時にガソリンが消費されるかというと、大きなパワーを使っているときです。

  • 停止時から加速するとき
  • 前の車を追い越すとき
  • 坂道を上っているとき
  • 時速100km/h以上で走っているとき

アクセルを強く踏み込む時に、ガソリンが大量に使われるということですね。

運転が荒っぽくてアクセルを踏みがちな人は、かなり燃費が悪くなっていると思います。

同じ車に乗っていても燃費に差が出るのは、運転の仕方に違いがあるといえるわけです。

最も燃費効率の良い走り方としては、一定のスピードを維持しているときです。

加速も減速もせずに、常に同じスピードで走り続けるわけですね。

こうすれば、ガソリンの無駄遣いをせずに走ることができるでしょう。

メンテナンスをしていない場合も、余計にガソリンを消費しやすくなります。

  • タイヤの空気圧が低い
  • タイヤの溝が摩耗している
  • エンジンオイルが汚れている
  • エアフィルターが汚れている

こういった状態だと、エンジンに負担が掛かってしまいますよね。

余計なパワーが必要となってしまい、ガソリンを多く使ってしまうということです。

定期的に車のメンテナンスを行うようにしましょう。

燃費を節約するためのテクニック

日頃の運転を見直すことで、大きく燃費を抑えることもできます。

ガソリンの消費量は、車の性能だけでなく運転者の乗り方にも大きく左右されます。

運転の仕方を変えるだけで、燃費が20%以上も向上することがあるようです。

環境に優しい運転方法を身に付けて、燃費を向上できるようにしましょう。

※2.1 丁寧な運転を心掛ける

基本中の基本となります。車に乗るときには、アクセルを強く踏み込まずに、優しく運転してください。急加速や急ブレーキを繰り返すことで、どんどん燃費が悪くなってしまいます。

信号待ちから発進するときにも、ゆっくりとアクセルを踏み込むようにしましょう。

追い越しなども、無理にしないほうが良いですね。

急発進や急加速などをすると、ガソリンを無駄に消費してしまいます。

エンジンなどにも負荷が掛かりますから、車の寿命を縮めてしまうことにもなります。

必要以上にアクセルを踏まないようにしてください。

※2.2 アイドリング時間を減らす

停車時のガソリン消費は少ないですが、それが積み重なると燃費の悪化につながってしまいます。

エンジンをかけたまま長時間停車するのは止めましょう。

しばらく車を止めるのであれば、エンジンを切ったほうが良いですね。

プリウスやアクアなどのエコカーには、アイドリングストップ機能が付いているものが多いです。

信号待ちなどでも自動でエンジンが止まるので、燃費の向上に大きな効果があります。

アイドリングストップが付いていないなら、停車時間を減らすために信号の手前から減速を始めるなどの工夫をしましょう。

※2.3 渋滞の道を避ける

渋滞に巻き込まれると、加速や減速を繰り返すことになります。

アイドリングの時間も増えてしまうでしょう。

かなりのガソリンを消費してしまうことになるわけです。

なるべく流れの良い道を走ってください。

カーナビの渋滞情報をチェックして、空いている道を選ぶようにしましょう。

特に、行楽シーズンは道路が混雑しますから、渋滞が少ない時間帯や道路を選択することをおススメします。

時間の短縮にもなりますし、一石二鳥ですね。

※2.4 十分な車間距離を取る

車間距離が狭いと、前の車に合わせて加速や減速の頻度が増えます。

追突のリスクもアップするので、何も良いことはありません。

余裕を持って間隔を空けるようにしてください。

十分な車間距離があれば、一定のスピードをキープすることができます。

アクセルを吹かす必要がなくなるので、ガソリンを消費しにくくなるわけです。

適切な車間距離は、「スピード-15」だと言われています。

時速60kmで走っているのなら、「60-15」なので45メートルの車間距離が必要だということですね。

スピードが速いほど必要な車間距離も増えるので、覚えておくようにしましょう。

※2.5 エンジンブレーキを多用する

最近のクルマは、エンジンブレーキを使っているときは、燃料の供給が止まるようになっています。

減速時や長い下り坂等であれば、積極的にエンジンブレーキを使ってください。

エンジンブレーキを上手く使って惰性で走行すれば、ガソリンを節約することができます。

高速道路の料金所や赤信号の手前などでは、数百メートル手前からアクセルを離してゆっくりと減速しましょう。

直前でブレーキペダルを踏むと、燃料の無駄遣いとなってしまいます。

これは知らない人が多いですから、覚えておくと良いですね。

※2.6 短距離走行を控える

近くのスーパーへの買い物や最寄駅までの送り迎えなど、短距離での走行を繰り返すと燃費が悪くなってしまいます。

エンジンが十分に暖まらないままで走行することになるので、燃料効率が落ちてしまうからですね。

短時間でエンジンの始動を繰り返すことでも、多くのガソリンを消費してしまいます。

近場の移動であれば、徒歩や自転車などを使うと良いですね。

基本的には、20km以上の移動の場合にのみ、クルマを運転するのが良いと思います。

※2.7 車内の荷物を減らす

車の中に、余計な荷物を大量に積んでいる人がいますよね。

車重が重くなると、それだけで多くガソリンを消費します。

使わない荷物などは、なるべく載せないようにしてください。

同乗者が多い時も同じなので、大人数を控えるのもポイントです。

どうしても重いものを積む必要性があるときには、なるべく車内の前の方に置くようにしてください。

トランクなどに重いものを入れてしまうと、車体が少し上向きとなるので空気抵抗が増して燃費の悪化につながります。

重心が前にあることで、空気抵抗が少なくなりガソリンを消費しにくくなるわけですね。

2.8 タイヤの空気圧を上げる

タイヤの空気が少ないと、地面との摩擦が多くなります。

余計な負荷が掛かってしまい、ガソリンの消費が多くなります。

タイヤが一回転するために多くのパワーが必要となるので、燃費が悪くなるということですね。

一方、タイヤの空気圧を高めておけば、摩擦を減らすことができるわけです。

少ないパワーでタイヤが回りますから、燃費の向上につながります。

最近だと「エコタイヤ」と呼ばれる低燃費をウリにしたタイヤも販売されています。

転がり抵抗が少ないように設計されているので、ガソリン代を節約することができるでしょう。

タイヤの交換をする機会があれば、エコタイヤも検討してみてください。

燃費向上グッズは効果があるのか?

カー用品店などに行くと、燃費向上のためのグッズが多く販売されています。タンク内に入れる液体やエンジン洗浄剤、シガーソケットに差し込むタイプなど、いろいろな種類がありますよね。

こういったものを、購入したことがある人もいるかもしれません。

ただ、こういった商品の多くは、全く効果がないと言っていいでしょう。

最近はエコカーブームなので、各メーカーは少しでも燃費を抑えるために莫大な費用をかけて技術を開発しています。

なので、巷で販売されているグッズの存在は知っているはずですし、効果も検証しているでしょう。

もしも、本当に効果があるグッズがあるのなら、メーカーが純正で採用するはずです。

そうなっていない以上、燃費向上グッズの多くは眉唾物と言わざるを得ません。

先述の通り、燃費の節約には日頃の運転に気を付けることが最も効果的です。

変な商品に騙されることの無いようにしてくださいね。

安いガソリンスタンドを見つけよう

どれだけ燃料の節約を心がけていても、高いガソリンを購入しているのなら意味がありません。

ガソリンを安く買うことができれば、ダイレクトに燃費を下げることができるわけです。

自宅の近所で安いガソリンスタンドを見つけておくようにしましょう。

近くのガソリンスタンドを調べてみて、最も安かったところで給油するようにしてください。

ガソリン価格は毎日変動しますから、定期的にチェックすると良いでしょう。